秋の落ち葉

先日、森の中に入ってきました。
カサッ!
誰かが私を呼び止めた気がしました。
ふっと立ち止まって、あたりをみまわしました。
木々たちが静かに立っていたのですが
すぐに、カサカサ・・カサ
上をみあげるとまるで空から落ち葉が蝶や鳥のように
ひらひら、クルクル、あっちの枝に止まってはまた、
ひらり・・・
ヒラヒラ・・ 一枚・・ 二枚
と、まるで落ちる順番を楽しんでいるように
鳥になった葉や、蝶になった葉、むささびのように枝から枝へ渡って
おりてくる葉が、この落ちる間の一瞬に賭けて、個性を出し切っているようで
私は、と言うと、その場でこんなのを見せられたら、
忙しさにかまけて自分を見失うところだった自分自身を少し恥じました。
葉っぱ一枚の人生でも青い頃から落ちるまで、
全力で生きているんだなぁ・・
なんて。
私は、おかげでまた次の日から頑張れる力を頂きました。
皆さんも、こんな些細なことで、感動って感じますか?
結局、私たちは、四季を通して自然から勇気をもらっているような気がします。
Mido